HomeDIYで塗ろう!DIY現場リポート

■ 神奈川県 川口さま:防水シートの寿命延長と3階の室温抑制のために

今回、ガイナ塗布作業の中で川口さまが最も時間を費やしたのが、下地処理でした。トップコートは手でこすると粉状のものが手についてくるチョーキングという劣化が始まっており、この旧塗膜をどこまで取り除くか、また完全に取り除けない場合、プライマーとの相性はどうか、こうしたことを入念に研究なさいました。

最終的にプライマー(下地処理材)には、防水シート用下塗り材、東日本塗料の「フローンプライマーUS」に専用の「フローンパウダー」を混ぜ込んで使用することになさいました。


ガイナ 断熱

● 下地処理・ケレン
この作業をするにあたって、高圧洗浄器も購入してどれほどの効果があるのかと期待しながらの作業となりましたが、結果は期待はずれでした。表面を完全に平滑にするほどの能力は家庭用の高圧洗浄機では出せないようですが、トップコートをとるぐらいの能力があることは確認できました。

しかし、これをいちいち丁寧に剥がしていくのは現実的な作業とは思えず、あきらめてスポンジにて洗浄する作業に変更。その結果、十分と思われる活膜(?)をだすことができたと思い込んでいます。一部、サンダーをかけてみたりもしましたが、うまく均一に処理することが難しく、一部のみが削れるのでやめました。

ガイナ DIY

● ケレン終了
(レノヴァより:この下地処理こそが、塗料を塗布するにあたって、その持ちを左右する最も大切な作業であることをご存知の川口さまは、この作業に1日を費やしてくださいました)

ケレンはこれで完璧、と思い込むことにしましたが、これで一日を費やしてしまい、仕事を休むわけにはいかないため、プライマーおよびガイナ上塗りの時間が1日しかなくなったことが一番、痛かったと思いました。


ガイナ 遮熱

● 下塗り
面倒なので、養生はほとんどなしで塗布作業を敢行することとしました。なお、ケレン後一日あけた朝方から作業を開始しましたが、念のため掃除機で施工面のごみを吸い取ることとし、また変色部分についてはうすめ液で拭いてみました。

この時点で、東日本塗料のカタログによると旧塗膜は水性であることになり(膨潤したりすればそうらしい)、パウダーの配合率は重量比で1:1とするよう指定されている。(旧塗膜、下地の素材により、パウダーの配合率を変えます)

またしても購入することにしてしまった撹拌器にて撹拌。結論から言えば、これは手動で撹拌するのはかなり無理があると思うのと同時に、撹拌をするジグも選ばないとまずいと思いました。

普通の塗料撹拌用のさきっぽじゃ、撹拌するのはほとんど無理じゃないでしょうかねぇ。このパウダー、セメントが主原料ということらしいし、これを有機溶剤系の塗料に混ぜて使うなんて、結構ありえない。

この施工自体はとくに問題なく、さっさと終えることができました。ローラー施工としましたが、あまり問題点を感じずに、塗装可能でした。むらにはなりましたが、まぁこんなものかと。ただ、パウダーがちゃんと混ざっておらず、最後の時点で約1kgぐらいのパウダーが底にたまっていることが判明。・・・まぁ、1:1じゃなくなってしまったけどいいか。

問題は、10リットルバケツ程度の大きさのものしか用意しなかったため、撹拌を十分に行えなかったところです。やはり大きなものを用意するべきでしたねぇ。小さいものですから、撹拌をすると塗料の飛沫が足に飛び散り、ちょっと問題でした。

気温30度を超えてほとんど直射日光にさらされる面だったこともあり、2時間待たずに塗膜は乾燥している状態となりました。

ガイナ 遮熱

● ガイナ塗布
次はガイナの塗布になります。ガイナを開けるのに悩んだというホームページの内容を読んでいたので、おそらく・・・と思いつつ、見てみると、これは初めての人にはわかりにくいだろうな、という感じの密閉の仕方でしたね。

しかし、開けてみた先の塗料がびっくり。こんなタックのある塗料なんて、確かに薄めないと使いづらそう・・・というのが最初の印象でした。

撹拌器を突っ込み、しばらく撹拌。塗布開始。しかし、ローラーを選ぶのでは?と思うほどむらに仕上がる。こんな状態だと先が思いやられる・・と思いつつ、一度目の塗料を塗りきりました。

気温が高いため乾燥は速く、約1時間後に2度目の塗料を塗りにかかりました。割れるリスクはあるのですが、本日中に施工を終わらせる必要もあったため、希釈は1.3倍になる程度の固めでの施工に切り替えました。おもったよりガイナを買い込みすぎた(?)せいでそれでも足りなくなることはないのでこの方法としました。

むらになることもありますが、厚塗りでカバーしてしまうことでいいやと。しかし、2度目の塗りでもまだ、下地の色がむらになって見える状況でした。これは・・・、困った、美観的に・・・と思いつつ、そのまま施工を実行。

床面なので厚く塗っても垂れないことから、厚く塗った部分も存在することに。2度塗り後に2時間程度間隔をあけて見に行くと、やはり厚く塗ったところは亀甲模様に割れている。乾いていない。まぁ当たり前の状況となっていました。仕方なしとしてこのまま3回目の塗りに入る。時間もないので速攻での作業となったが、このあたりで地の色はほとんど見えなくなり、まぁ一見大丈夫な状況になったと思うが、表面の平滑性は最悪、と思える状況。

この塗料は左官用か?と思うほどなので、それがローラ塗りでは悪く出てしまうのだろうか。私にはこの塗料の場合、はけ塗りが正しい選択だったように思えた。でも、時間を考えるとローラー施工でよかったようだ。

3回塗りを行っても塗料が残り、4回塗りが可能な状況に。しかし日没となってしまい、4回目の施工は連休後に定時帰りをして、速攻で塗ることにした。さすがに4回も塗ると見た目上、むらはほとんど気にならなくなる。しかし、なんでこんなにでこぼこに・・・ DIYで行う人は注意が必要ですね。
(レノヴァより:ガイナにはセラミックが大量に入っていることと、シリコンも含んでいることから、塗布面が完全な平滑になりません。質感としては砂壁のようになります)

もうひとつ気が付いた点は、ガイナの白さ。この白、雪のようです。普通の白とは違って、日射が反射すると目が痛くなる・・・乾いた後に、日中この上で作業するならサングラスが必要です。雪目になっちゃいますよ。光を反射するという機能は、十分に果たしてくれると思います。
(レノヴァより:ガイナは通常の白い塗料よりも反射率が大幅に高いため、確かにサングラスが必要かもしれません。屋内に塗った場合、以前よりも蛍光灯が明るく感じる、との感想をくださった方もいらっしゃいます)

総括しますと、
−撹拌器は必須です。プライマー混ぜもそうですが、ガイナ混ぜにも無いとつらいです。

−ローラー施工にはローラーを選ぶと思われます。
時間がある人は一度施工をしてみて、よさげなものを事前に選ぶ必要があると思います。希釈率もこの時点できめればよいかと思います。普通の塗料の感覚で塗るというのはむりでした。

−その遮熱効果については4回目の塗りを行った日にある程度は確認できました。
3階に温度計をつけて確認してみたところ、午後で温度が外気とほとんど同じだったですよ。締め切った状況で家に帰ってきたのでいつもならむっとする温度になっているのですが、そうはなっておらず、これは反射効果と遮熱が効いているなと思えました。

どちらかといえば白になった(従来はグレー色)ことが大きく効いているのでは?と思っていますが、最終的な私の気持ちとしては「機能的な塗装ができて、まあ満足」というところですね。今年の春にでも施工していれば、機能が実感できたかもしれませんが。来年、確認してみます。


ページトップへ
Copyright (C) Renova Inc. All rights reserved.